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混合モデルとは

固定効果と変量効果を学んだ後に出てくる、混合モデル、もしくは混合効果モデルとは何か解説します。

混合モデルの定義は

固定効果と変量効果(ランダム効果)をどちらも含む統計学的モデルを指します。

どういうときに用いるか

研究内容によっては(むしろ多くの場合は)、得られるたくさんのデータによって性質が異なることが多いです。つまり固定効果の因子と変量効果の因子、両方が含まれることになります。固定効果か変量効果、どちらか一方しか扱えない統計モデルでは制約が厳しく、正しく分析できない可能性があります。より柔軟な解析を行うために、両方の効果を含んだモデルが用いられます。

用いられる例は?

線形を前提にしたモデルでは線形混合モデル(Linear mixed model)や、非正規分布を仮定する場合は一般化線形混合モデル(Generalized linear mixed model, GLMM)などが有名です。非線形モデルでは非線形混合効果モデル(Nonlinear mixed effects model)があります。

まとめ

混合モデルとは、説明変数に固定効果と変量効果、どちらも含まれる場合に用いられるモデルのことでした。